スパイキズ2 失われた夢の島(原題:SPYKIDS2:THE ISLAND OF LOST DREAMS)

 


 いつも行く劇場では『スパイキッズ』の公開が通常より数ヶ月遅かったのに、この2は一般公開日に公開したものだから、たった8ヶ月のサイクルで続編が観れてしまうという、極めて珍しい現象が起きた事で僕の中に印象強く残っているのがこの作品。もっとも、ハリウッド映画としても続編公開の早さは異例でしたけどね。

 

 さて、前作でスパイ業に目覚めたカルメンとジュニは今ではOSSで立派なスパイキッズとして活躍しています。

今回与えられる任務も、飽くまで子供達が中心の物。この2人の親を演じるのはアントニオ・バンデラスといった大物が出ているにも関らず、今回は彼は脇役という、なんとも贅沢仕様。そもそもこの映画、脇役が非常に豪華なのが目立つのですよね。それが作品の質の高さの指標となっているのかも。

 

 ・・・と書いてみたものの、僕としては大人が活躍しない今回はちょっと不満だったかも。

奇妙なキメラや、ライバルスパイキッズの登場と、ツボはしっかり押さえていて申し分ないのですが、子供向け映画として固定されちゃってるんじゃないかなぁ。子供向け映画なんだから、それ以上は求めてはいけないのでしょうけど、ピクサーの作る作品なんかはきっちり「大人も子供も楽しめる映画」を達成していますからね。出来ればもうちょい頑張って欲しかった。

 

 あと、CGがあのレベルじゃぁ子供も騙せないと思いましたよ。

 

2002年9月16日鑑賞


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